占いには沢山の種類がありますが、東洋の分け方である「命・ト・相」の三種にたいがいの占いがあてはまるので、この三種類にカテゴリを分けて考えてみるといいと思います。


「命」
命術と言われる占いで、生年月日から占うものです。
四柱推命・西洋占星術などが代表となってくるでしょうか?
生年月日が変わらないように、この占いは変わりません。
医療関係でたとえるならば、これはきっとDNA的にかかりやすい病気や時期をはじき出すものって感じでしょうか?
あなたの体質からいって、この病気にいくつの時にかかりやすいです。
という感じ。
かっちりとロジックも決まっているので、占い師さんの中には出てきた結果を絶対とした発言の仕方をする方もいらっしゃいますが、

夢猫的見解では「天気予報的な感じで受け取るべき」と思っています。
「絶対そうなる」ではなく「あくまでそうなる傾向にある時期」であるって感じ。
「風邪をひきやすい気候です」であって、「絶対風邪をひく気候」ではないのと一緒だというのは、夢猫の認識です。

長所としては長いスパンを見ることが出来ることと、その人の持って生まれた気質とを追うことが出来ることでしょうね。
その分「今抱えている問題」という点で考えると、少々苦手かもしれません。

運気の流れを読むのが得意な占いと言えるでしょう。


「ト(ぼく)」
ト術と言われる占いで、その場のシンクロニシティから占うものです。
代表は夢猫の十八番タロット・ルーン・易・トランプなどがあげられるでしょう。
シンクロニシティって何だ?
ググッてください(笑 とかゆって。
いわゆる、偶発的に出た答えを「何かしらの啓示」として読んでいくものです。

先に得意分野をお話しすると、こいつは「抱えている現在の問題」にメスを入れるのに非常に力を発揮します。
医療行為で言うなら、それこそ外科手術でしょうか。
切ってかっさばいて問題部分を見てあげましょう。
って感じでしょうか?
今抱えている問題にフォーカスを当てるのが得意なので、その分長期スパンはやや苦手とします。


「相」
相術と言われる占いで、にじみ出てくる、またはある形から読む占いです。
代表は、手相・観相・地相・家相など(ちなみに夢猫はここにオーラ鑑定も入れてしまうのです)
運気は形によって出てくるものである。
という発想で、OutPutされているものから推測して読んでいくわけです。

内科治療に似ているのかもしれません。
検査投薬して、経過観察みたいな。
トントン体叩いて「ここ痛いですか〜?」みたいな?

夢猫としては、命とトの中間かなと思っています。
今の現状が形となって強く現れますが、トよりかっさばく力は弱く、命よりはフォーカスされる。
しかし、過去未来の前後関係はトよりは読めて、命よりは読めない。
みたいな感じですかね?



以上の三つのカテゴリが代表的分割です。
それぞれ得意不得意がありますが、「絶対に出来ない」って事はありません。
占い師さんの考え方はそれぞれで、
「不得意だったら、得意な占いを使おう」と、命とトを掛け合わせて前後関係やその人の気質を読み解きながら、問題にメスを当てる方もいらっしゃいますし、
「私はこれが得意だから、これ一本!」と、全てを占う人も居ます。
夢猫も、タロットで人の性格を占ったりすることは出来ますしね。

ただ、占いの得意不得意は、例えば料理道具で言うなら、
「鍋は煮物。フライパンは焼き物」っていう感じ。
鍋使いが上手ければ、鍋で焼き物もこなしてしまいますよね?
そういう認識でいていただければ幸い。


あと。

夢猫が知っている占いで、どうしてもこの三種類にあてはまらないのは、「ダウジング」と「オーリング占い」。
ダウジングってのは、守護霊が動かしているという方もいらっしゃいますが、
あいつは自分が動かしています。

人間が本来持っている、潜在意識の中に眠る超能力的な予知能力であったり、状況把握能力を表面に引き出してやるのが「ダウジング」だと夢猫は認識しています。

かつてダウジングでL字ロッドを使って水脈を探すのが普通に行われていた……というのはあまりに有名なお話。
人間本来が持っている「水を感知する能力」を引き出してやっているわけですね。
表面上の顕在意識では読み解けないものも、動物的勘(?)は知っている。
そいつを表面に引き出してやるツールって訳です。

こいつは、どのカテゴリにも当てはまらないんですね〜♪

ちなみに。
ダウジングはあくまで人間本来の潜在意識に頼るために、長期スパンは苦手です。
ト術にあるタロットや易やらよりもずっと短期スパンです。

オーリング占いも、少し似ている感じのものになります。

そうなったら、命・ト・相のほかにもう一個、カテゴリが必要ですよね?(笑