花粉症でもある私は最近黄砂のせいかアレルギー症状と戦っております。

名古屋で占い師をしている比良井しほりです。

対面鑑定
メール鑑定

占い講師をしたり
企業さんで講演をしたり
雑誌に寄稿したり
アプリの監修をさせていただいたりしている

そんな占い師です。



グロリオーサさんで開催される伊泉先生の「人間成長の物語としてのタロット」が
7月→9月と延期になりました。


”人間成長の物語としてのタロット”

というのは「フールズジャーニー」と言われる、愚者が旅する物語なのです。

これは昔に小説形式で書かれた愚者が各カードの世界を旅する話で説明が成されるものがありました。
「フールズジャーニーって、愚者が旅するやつね?」と、結構古くから(80年代?90年代)タロットに慣れ親しんでいらっしゃる方は「知ってるー」と思われることとは思います。

というか、私も中学生の頃に古本を手にして何度か見かけたことがあります(謎な子供時代)。


でも、日本で書かれている「愚者の旅」の多くは読みやすさを追求したからなのか、その詳細は解りかねますが、根幹たる思想は伝わっていなかったんですね。
(そもそも、「愚者が旅する」というスタイルを使っただけで、もともと愚者の旅で使われた伝えたいこととは別のものを伝えようとしたパティーンもあります)


愚者が旅をする。

という意味では似ているんですが、この「フールズジャーニー」は、ただ単に各世界を旅をするというだけではなく


1960年代からはじまるニューエイジブームの中で流行した

トランスパーソナル心理学。

というものが基盤となって、60年代〜70年代タロットと紐づけられた心理学×タロットの読み解き方のことなのですね。



トランスパーソナル心理学……というと、スピリチュアル系の方はご存知なはず。

と、聞いたんですが、
私の知り合いのスピリチュアリストはユングは取り上げてもマズローなり、その他ほかのトランスパーソナル心理学者を推す話は聞いたことが無かったので、

私個人的に初見。


ということで、様々調べることとなりました。

最初は慣れないジャンルで、本への嗅覚が効かずに吠えていました。
余談。



この基盤を知っている、知っていないは、フールズジャーニーを学ぶ上でも役立つものだと思うので、
まとめて簡素なものをグロリオーサさんでの告知でも使っていただくこととして、

私のブログではまとめる前の、気が向いた分だけもうちょっとマニアックなお話も書かせてもらおうかなぁなんて思っています。



トランスパーソナル心理学の話をするよりも前に、
まず、心理学の全貌を知らないといけないですよね。


というか。
私は占い師であって、心理学者じゃあないので、全貌っても詳しい感じでは書けないと思うのですが……


そもそも、心理学の歴史は随分浅いです。

かつて、心理学は哲学が管轄していました。
言ったら占いや魔術なんかも心理学を内包していたと言ってもおかしいことはないと思います。

心理学が産声をあげるのは19世紀のドイツです。

しかも、後半。
19世紀後半になってようやくドイツで心理学が科学としての第一歩を踏み出します。
誰が最初だったかというと、物理学者のフェフィナーさん。

哲学的なアプローチを捨てて、心の動き(感覚)を測定するための手法を考案したのです。


で、このフェフィナーさんが心理学の第一の口火を切ったんじゃあないかって話ですが、心理学の父と言われる人は別にいるんですね。

1879年(19世紀は1801年〜1900年。19世紀も後半も後半です)ドイツのヴントさんがドイツのライプチヒ大学に世界初の心理学実験室を創設します。
「実験心理学演習」の講義も行います。

つまり、大学にちゃんと研究として認めさせ、かつ実験室を持つことが出来て、講演を行う。
学ぶ人たちが量産されていく体制がようやくできたこのヴントさんが「心理学の父」と呼ばれているんですね。

ただ、このころの心理学は「意識」の内のものでした。
「感じる」「認知する」
それを実験を行ってどのように感じたのかをデータを取る。
みたいな、そんなんでしょうか?


哲学は思想の世界なので、思考の中で物事が巡っていくという印象ですが
実験するというメスが初めて入り、「心理学」というものが出来上がったプロセスですね。


ここに有名なフロイトさんが「無意識」というものを打ち出します。
オーストリアの精神科医さんです。
「無意識ってあるんじゃね?」
です。

精神科医さんなので、無意識というものを想定しやすい環境だったのでしょうね。

実験をしていこうとした物理学者さんのアプローチとは違う――

やはり自分のフィールドから物事を見ているんだろうという違いも心理学の歴史を見ると面白いですね。
余談。

これが、第一の心理学です。
(これは後に第三、第四の心理学を打ち出したマズローが位置付けたと言われている様です)

ここに、ユングさんとか入っていたりします。


20世紀に入ると、心理学のフィールドがアメリカへ移ります。
というのも、ドイツで発展していた心理学ですが、ナチスドイツの影響で、アメリカへ亡命する方も多かったんですね。
(ちなみに、両親を思ってナチスに残っていたユダヤ系の心理学者さんがナチスにつかまって、不遇な環境に置かれ、心理学者としてのある意味で冷静な目で自分を、周りを見て後に奇跡的に生還をされた方とかいらしたりします)


アメリカはアメリカでのアメリカらしい文化っちゅうのがありますよね。

いや、占い師なんで詳しく知らないんですけど、

アメリカ発祥のプラグマティズム(実用主義)。

この影響を受けて、動物心理学者のワトソンさんは行動主義心理学を打ち出します。

目にも見えない、確かめようのない、「どう思った?」「どう感じた?」のアンケートや傾聴は実験と言えるのか?
科学とは?

もともと動物心理学者さんなので、そもそもドクター・ドリトル(昔小説すごく読みました! 映画とはイメージが違いませんか?)でもないなら、動物の言葉は解らないしアンケートも取れないので
刺激と観察という方法をとっていただろうワトソンさん。

これを人間心理学でも考えます。

刺激を与えて、それを観察していく手法です。

――アルバート坊やの実験が有名ですが、小さな子供にトラウマを植え付ける、割と微妙にひどいんじゃないかと思う実験ですが・・・

まぁ、そういう心理学を打ち出したのがワトソンさんの行動主義心理学は第二の心理学とされています。

20世紀前半。
心理学者マズローさん。
マズローさんは最初、行動主義心理学に出会って衝撃を受け、ずぶずぶに世界にハマるんですが、
次第に
「なんか違うな」ってなって
そこから第一の心理学と位置付けた無意識の世界の心理学も様々学んだうえで

「やっぱ、違う」
と、第三の心理学を打ち立てるんです。

これが人間性心理学。

普通に生きる人間がより幸せだと、充実だと感じるものは何なのか?
それはどういうことなのか?
そういう事語る心理学、なくね?

が、マズローの言いたいこと(ばっくり雑にまとめると)

欲求の5段階があって、
生理的欲求(食べるほか生きるために必要な欲求)
から、

最低限が満たされていくと「成長欲求」が出てくる。

5段階頂点は成長欲求の頂点でもあり、
「自己実現欲求」

自分の能力を最大限に生かしたいという欲求が出てくるのではないか。

って話なんです。

この人間成長の物語がさらにもう少し、宇宙との調和とか
目に見えない神秘体験とか

そういう流れになっていくのが、トランスパーソナル心理学で
マズローはこの第四の心理学を打ち立てたあたりで亡くなっています。


つまり、「人間の幸せや充実って、自己実現だ!」ってなったんですが、

いや、実はもっとあるよね?

になったんです。

60年代から80年代までスタイルを微妙に変えつつ流行したニューエイジブーム。

(70年代には日本にも輸入されたみたいですね)

この時にアメリカでは東洋系宗教や魔術みたいなものも思想としてわさわさ入って、ラフに愛されていたんですね。

当然マズローもそれに触れていくうちに


自己実現というか、なんかもっと超越したものからの支持というか、自分の役割というか、そういうものの実現感。

みたいな(すごく雑な感じになりますが)発想に至っていくんですね。

これを第四の心理学としているんです。

論語に慣れている方だと、論語でも出てくる「50にして天命を知る」というのも、このトランスパーソナル的な自己実現と似ています。

アメリカでの「個人主義」での「自己実現」では「天命」という発想はありませんよね?

(自分が実現するとか、そういうのを超えて)
これは自分が天から与えられた使命ってこれなんじゃないかって50にして知る。
って、論語の孔子先生は言っているんです。

日本人は東洋文化を持っているんで、なんとなくニュアンスが解るでしょうし、
特にファンタジーやなんかの小説やアニメなんか見ている方々もなんとなくニュアンスが解る感じだと思うのですが

細かく考えてみると


天から与えられた使命ってなんでしょうな?


それって人知を超えた、人間自身が決めるものではないんだけれど
なんか感じ取るみたいな、

説明しようとするとそんなややこしいことになっちゃうわけなんですけど

(ホントはもっと深いんですけど、話すとややこしいからかなり暴力的にシンプルにしてはいるつもりです)


つまり、幸せに生きるって、最終的には人知を超えた何かのエッセンスが必要になってきちゃったりしません?

なものを(暴力的な説明だ)あらゆる角度で様々な心理学者さんが言っていたり研究しているジャンル。

トランスパーソナル心理学。


この、トランスパーソナル心理学に併せて
人間が成長していく物語をタロットに重ねて愚者が旅するフールズジャーニー

の、講座。

という事なんですね。


うーん。

短くしようとして心理学の話だけで切ると、「占い関係ないやん」ってなっちゃうし
タロットまで紐づけると、暴力的に短く説明したつもりでもながなるっていう……


でも、基盤があるとより面白くなると思います。



7月講座が延期で9月とか。

詳細決まったらリンク貼ります〜




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グロリオーサさんの告知です

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2020年7月5日15時〜 2時間 →2020年9月某日

伊泉龍一先生によるフールズ・ジャーニーの講座があるみたいです。
詳細告知待ち

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