帝王に逃走はない。

北斗の拳からの名言です。

二分される北斗と南斗。
一子相伝の北斗が裏の拳であるならば、南斗は表の拳。

流派も多く枝葉に別れていった中で、鳳凰拳は一子相伝の拳。

一旦は主人公ケンシロウを退ける聖帝サウザー。
しかし、二度目の戦いで、サウザーは無敵の秘密をケンシロウに読み解かれ、もう勝敗はついていた。

向かえば死すのみ。

しかし、帝王は退かぬ。
退いてはならないのだ。

『ひ…退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!』

命が散ると判っていながらも、帝王である鳳凰拳を継承した自分は、絶対に退くわけにはいかなかったのだ。

敬愛する恩師より一子相伝として譲り受けたその技で、退くわけにはいかなかった。

最強にして最高。
鳳凰拳の右に出るものなど無い――。

退くわけにいくものか!

死を覚悟したサウザーから出た最後の言葉は「省みぬ」。
勝敗が確定していることは、既に百も承知。

北斗の前に帝王の拳が散る事は、頭では判っている。
それでも――退くわけにはいかぬ。

帝王としての、プライド。
そして、守りたかった敬愛する恩師と、鳳凰拳へのプライド。

この命散ろうとも、通さねばならないものがある――。

漢です。

漢字の漢と書く漢ですな。

人は時に、失敗することが分かっていても、敢て進みたくなるときがある。
否――進まねばならないときがある。



散るのが命ではなく、例えば――恋だったり。


散るのが判っていても、告白するようなものでしょうか。



「ひ…退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!」



高校時代には、そんな勇姿を見た記憶があったような……。
大号泣して泣き崩れていた乙女達でしたが、それでも、省みてはいなかったんじゃないかな、と、今振り返って思う。

さて。
こんな勢いのあるシーンは、タロットで言うならやはり、「戦車」のカードを割り当てるに相応しい。

戦車のカードは、アゲアゲで進めとか、勢いがあるとか、告白しろとか、色んな事が書かれていたりしますが……。

つまり

「退くな! 媚びるな! 省みるな!」

というカードだ〜ってイメージで見てみると、その猛々しさが伝わってくるのではないかと思います。

守らねばならなかった、鳳凰拳の帝王としてのプライド。

退けば守れず。
媚びても守れず。

守らねばならぬなら、向かうしかなく。
ならば、省みる必要などないだろう、と。


つまり。


クライアント:「●●くんが好きなんです。どうしたらいいでしょう?」

――戦車のカード。

占い師:「退くな! 媚びるな! 省みるな!」

上手くいくかなど、知ったことではない。
しかしながら、進まなければ、その想いは守れない。


退くな!
媚びるな!


そして、省みるな!

守るために戦ったその勇姿。
この占い師が見届けてやろう……。




北斗で絡めると、やはりタロットは熱いカードになっていきますな……。

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