ヴァルキリー・プロファイルよりの名言
迷言か?

ヴァルキリーは、私が初めて北欧神話に触れるきっかけをくれたゲームともいえるでしょう。
ゲームで初めて、「オーディンって誰なんだろう」と思いました。
はい。

ギリシア神話のゼウスが好色変態野郎なら、
北欧神話主神オーディンは、技能馬鹿。

ま、そんな神話ネタはさて置いて。

北欧神話では、ヴァルキリーは沢山居る役職名ですが、ヴァルプロでは三人姉妹。
しかも、同時には共存しないモヨウ(確か)。
(でも、ヴァルキリーは役職名なので、一応レナスって本名があるんだよね)

神話の設定を微妙に拝借した感じのゲーム設定なので、
天界での戦争に粋のよい人間をみつくろい、エインフェリア選定するのが、ヴァルキリーの仕事。

そんな戦乙女ヴァルキリーに見惚れたのが、人間のレザードヴァレス。
彼は実に優秀で頭がいい。
しかし、そのとどまることを知らない野心に、多くの人間が手を焼いた。

人間の肉体のままに、神の領域にまで到達しようとするレザード。

人間の魂を冒涜すれば、怒り狂ったヴァルキリーが訪れてくれるだろう。
全ては、あの美しい戦乙女に出会うため――。


単なる、変態。
イケメンで、ゲームだから許されますが、結構変態です。



『焦がれるこの想いを狂気と呼ぶのなら、穏やかな恋しか知らぬ、己の不憫を嘆くがいい』



言い訳。

ヴァルキリーであるレナスのホムンクルス(簡易説明:人為的に作成した人間)的な物を作成していたりして、レナスに恐怖される。
もうね、本当に変態。

戦闘終了時には
「ふん、女神の気を引くのも大変だ」
なんて台詞を吐くような、ホント、ストーカー気質な割りにプライドの高い、変態。

しかし、彼の博識具合と、ストイックなまでの技術力向上に対する探究心とは、アレイスター・クロウリーをどこか彷彿とさせるような……(更にマニアネタ)

レザードヴァレスの塔と言われる塔にこもり

人間を罠にハメ、死者を冒涜し、そして、愛しきヴァルキリーの来訪を待ち望む。

誰が彼を止めることが出来たのだろう?
恐ろしい男。

(名言箇所が出てきませんでしたが、雰囲気伝わるかな〜のYouTubeぺたりコチラ

さて。
そんな彼を突き動かしているのは、タロットで言うなら「恋人」のカードでしょうな。


彼に「悪魔」のカードはあてはめません。
なぜなら。

彼は悪い事をしているという気持ちは微塵も無いからです。

「この気持ちが判らないなら、不憫だよ」
と言い切る彼の事を考えると、とんでもない邪悪な事をしておきながら、邪悪だと思っていません。
ヴァルキリーを呼びよせるための、単なるプロセスだとしか考えていないので、悪魔のカードは不適切。

勿論、死者をも冒涜するのは悪いこと。
悪いことしたら、ヴァルキリーがやってくる。

という「悪いこと」認識はありますが、心痛む悪いことではなく、
頭の上で考えている悪いことなので、違います。

悪魔のカードは、ちょっと心も痛むんだけど、しちゃうんだよねぇ〜♪

って感じが相応しい気がするので。
レザードの心は微塵も痛まないのです。

そして、その原動力は、ある種純粋とも言える、恋心。


「焦がれるこの想いを狂気と呼ぶのなら、穏やかな恋しか知らぬ、己の不憫を嘆くがいい」


キューピッドの矢に射抜かれたレザードは、日々戦乙女の事を考える。
どうにもならない想い。

愛しい彼女をもう一度見たい。

そして、――あわよくば……


もう一度めぐり合う為の手法は数多くあったことでしょう。


キューピッドにハートを射抜かれて、レザードは、一番安易で確実な方法を選ぶ訳ですな。

死者の冒涜という――選択。

さて。

恋人のカードは選択のカードとも言われていますが、こうして考えてみると、「選択であって、選択ではない」わけです。

レザードからしてみれば、戦乙女に出会う手法は考えればいくつかあった筈なのに、
選択肢はまるで無かったとでも言うように、

レザードは恋心に突き動かされて、一番手っ取り早くも邪悪な手法を選択してしまうのです。


つまり。
このレザードを割り当てて考えてみるならば。
恋人のカードは、

冷静に捉えてみればいくつかの選択肢がある中で、まるで一つの選択肢しかなかったかのように選択をする。

という意味になるのでしょうね。







いやぁ。
しかし、

私は、不憫でも穏やかな恋がいいなぁ。